歯並びだって個性!でも、笑顔に自信がなくなったり
健康弊害をもたらしてしまうことも。
歯並びもチャームポイントになる、愛らしい個性。でも噛み合わせが悪いと、頭痛や肩こり、腰痛、顎関節症などの原因にもなるといわれています。歯並びは健康をつかさどる、大切な器官のひとつなのです。
良い歯並びとは、噛み合わせの良い歯のこと。見た目のいい歯並びのことではありません。噛んだときに上下前後で2~3ミリ重なり、中央の歯と歯の境目が上下合っているもの。下の前歯以外が1本に対し2本対応と、まるでがっちり組まれた石垣のように上下互いに噛み合っているものをいいます。
悪い歯並びとは、噛み合わせの悪い状態のこと。言葉が明瞭でなくなったり、見た目の悪さから人前で話したり、笑ったりすることに自信をなくしてしまう人も多いよう。虫歯や口臭の原因となる、歯槽のう漏にもなりやすくなります。
デコボコ(叢生/そうせい)
顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪いため、でこぼこ状態になっている。
過蓋咬合(かがいこうごう)
奥歯を噛むと、上の前歯が深く噛み込んでしまい、下の前歯がほとんど見えない。
開咬(かいこう)
前歯や側面の歯が上下で噛み合わない状態。前歯で物を噛み切れない場合が多い。
受け口
上の前歯が内側になり、下の前歯が外側になっている状態。ふつうはその反対。
出っ歯
上の前歯が強く傾斜している場合と、上顎の骨自体が出ている場合がある。
上下顎前突
(じょうげがくぜんとつ)
口元の骨が、外に突出している状態。唇が閉じづらい場合が多い。
歯並びや噛み合わせをきれいにする歯科治療が歯列矯正。
歯の裏側に装置をつけることも可能。
歯列矯正とは、歯にブラケットという小さな器具を取り付けて歯を移動させ、正常な噛み合わせにし、きれいな歯並びにする歯科治療法です。審美治療の被せものではなく、自身の歯で改善するので自然な口元になるのが最大の利点。歯を削ることも通常はないため、歯のためにも最もよい治療法といわれています。
目立ちにくいセラミック製のものがあるほか、歯の裏側に取り付ける方法もあります。 治療期間は噛み合わせの悪さの症状や年齢などでさまざま。気になる金額は自由診療のため、歯科医院によって変わります。唇顎口蓋裂の人と、顎を切る手術を行う矯正治療以外は保険適用外。症状によって15万円くらいから100万円くらいが目安になります。
<医者探し>通いやすさや治療内容などをチェック。気軽に相談することをおすすめ。
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<初診・カウンセリング>治療期間や治療内容計画、費用などの説明を受けます。質問を準備するなどして、納得がいくまで相談を受けましょう。
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<検査>歯や顔の写真を撮ったり、歯や顎のレントゲン撮影、顎の動きを調べるなど、適切な診断と治療の密な計画のために必要な検査を受けます。
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<治療方針>検査結果を基に治療方針を決定。歯医者さんの説明をよく聞き、必ず疑問や不安はその場で解消を。治療内容や治療費の内訳なども確認を。
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<矯正前の治療>すぐに矯正治療を始めることのできる人もいますが、虫歯などがあると治療を始められないので、まず虫歯や歯周病の治療、抜歯を行います。
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<矯正治療開始>目的にあった器具を、時期に合わせて装着します。1~3カ月に一度通院し、歯と身体に負担がかからないよう少しずつ治療を進めていきます。
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<リテーナー装着>歯並びがきれいになったら、歯が正しい位置に安定するまでリテーナーという保定装置をつけます。安定させるための重要な期間です。
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<治療完了>矯正治療完了!美しい歯並びときれいな歯を保つため、半年に一度の定期検診をおすすめ。
監修していただいた先生より
「みんなの歯医者さん」歯科医 島田 茂先生
成人の約80%がかかっているといわれる歯周病。その歯周病を起こしている歯周病菌が、動脈硬化・心臓病・肺炎など命に関わる重大な病気や、低体重児出産、さらに糖尿病の悪化などの原因にもなっていることが最近の研究で分かってきています。
歯周病は歯と歯ぐきの間にたまった歯垢が原因で歯肉が炎症を起こす病気。歯垢というのは食べ物のカスではなく細菌のかたまりです。この細菌や、細菌が生み出した物質が、血管から全身に広がりさまざまな病気を引き起こすのです。
歯周病にかかっていたり、歯周病で歯を失った人は、歯周病にかかっていない人に比べ心筋梗塞が多いということや、歯周病によって歯と歯ぐきの間の歯周ポケットが深くなるほど血液中に侵入する細菌が多くなることなども分かってきています。
このように、重大な病気とも関わりがある歯周病を防ぐには、日常の丁寧な歯磨きで歯垢をためないようにすることが大切です。また磨けているつもりでも、案外磨けていない部分があることが多いので、一度歯科医院を訪れてチェックしてみるのも良いでしょう。